機会を無駄にしないことが気になる

先日、仕事で某メディアから取材を受けた。社内に閉じた仕事が多いので、私にとっては珍しい機会。事前に送られてきていた質問リストに対して自分なりの回答を考えたり、上司とすり合わせしたりしてそれなりに準備をして意気揚々と臨んだ。それなのに、いざ会議が始まると、うまく話に食い込めなかったり、わかりやすい話の組み立てで説明することができなかったりして、あんまり話せなかったな、と後悔が残った。会議中、どこか自分が発言できるところはないかと常に戦闘モードだったけど、考えをうまくまとめて話せる自信がなく、尻込みしてしまう節があった。今日その話を別の上司にしたら、的確なアドバイスをもらえたので、次に生かそうと心に決めている。

振り返ると、尻込みする癖がある。例えば複数人で話をしている時は、取り立てて興味があるわけではないときは今発言する必要もないかな、と黙っていたり、話を振られるのを待っていたりする(付き合いだけの大人数の飲み会の時は特にそう)。

一方で、この間ずっと憧れていたあるスポーツ選手に会う機会があった。クローズドの講演会のようなものだったのだが、母もいたので一緒についていき、母の持前の面の皮の厚さでサインや写真をお願いした。講演会が終わってからも、せっかくの機会に話さないともったいないと思い、もう一度挨拶をしにいった。「このチャンスを逃したら後悔するかも」と思うと、意外となんでもできる。私は普段こういうガッツがなくて、「別に興味ないし~」と特にアクションを起こさないタイプだったのだけど、せっかくの機会に恵まれたらアクションを起こさないともったいない。今回はそれができて大満足(自己満)だった。(そもそも私が珍しくファンだった選手なので、並々ならぬ思いだった)

積極的にアクションを起こせた経験を通じて感じたのは、一歩勇気を出すことの大切さ。なにか自分が行動を起こした経験のほうが、自分の中でずっと強く印象に残ると感じた。せっかくの機会なら人と関わったり、意見を表に出したりしたほうが絶対にいい。何事もなかったかのように波風立てずスルーすることは簡単だけど、一歩踏み出したからこそ見える世界や掴めるチャンスもあるんだろう、と思った。