ワインが気になる

昨日、妹とフレンチ巡りをした。

夜行くのには高いけど、ランチであればリーズナブルにいただけるお店と、夜でもリーズナブルで雰囲気の良いお店の2店に行ってまいりました。

感想は、どちらもすごくおいしかった!!!!意外な食材の組み合わせでありながら、繊細。シェフが細かく食材や調理方法を説明してくれて、それだけで体験価値が上がるな、としみじみ感じた。一つ一つの食材の味を見つけよう、としっかり味わって食べられる感じ。お昼のお店は人生一だったかもしれない。

 

夜訪れたお店は、店内が薄暗くライトアップされシンプルかつ洗練された雰囲気。店内の雰囲気だけで美味しいのがわかって期待が高まる。私たちは店の奥にあるコの字型のオープンカウンターに通された。近くに若い女性の一人客がいたのだが、彼女はワインのペアリングコースを注文したようだった。最初はミシュランの評価員か何かですか?(笑)と横目で見ていたんだけど(失礼)、見れば見るほど「一人で優雅に食べにくるなんていい過ごし方だな~」と羨ましく思っていた(どんなに羨ましく思っても、一人で来る勇気は絶対にない)。私は彼女に終始羨望の眼差しをむけながら、ノンアルのアップルコンポート(ローズマリー付きでお洒落)を飲んでおりました。

 

ウェイターが彼女の席に料理を運ぶ。料理は私たちとほぼ同時に運ばれ、ウェイターが料理を説明するのだが、彼女に対してのほうが明らかに情報量が多い。そしてその次にワインを持ってきて、どこで作られたワインか、この料理とどのように合うのか、事細かに説明していた。

そんな彼女と接客を見て思ったこと。ワインに詳しい人は絶対に見える世界が違う。ワインは奥が深い。ワインが作られる産地についても詳しいだろうし、作られた時代の背景まで想像を巡らせることができる。ワインに合わせる料理の味の濃淡までも、細部まで感じられるのだろう。ワインの知識を食の体験を通じて知ることができるなんて贅沢だなあ。こうやって楽しめる人が、心底羨ましい。

今度伊勢丹でワインの祭典があるらしい。飲めないけど、行ってみる。飲めなくても、ワインを楽しんでいる人たちの疑似体験をしたいんだ。