トリセツが気になる

先日立ち読みしたある本の中に、著者の夫婦間の価値観の話があった。落ち込んだ時にパートナーや周囲の人にどのような態度をとってもらいたいかは人によって異なる。

 

著者は妻で感性重視派、それに対し夫は数字に強く理論派。妻が落ち込んだ時、ただ慰めたり気に掛ける言葉が欲しかったが、夫は無言でパタリと部屋を出ていった。ひどいと思ったが、後々聞くと、夫は自分が落ち込んだ時にしてほしいことをしたそうだ。意地悪をしたわけでも、機嫌が悪くなったわけでもなく、彼女のことを思ってしたことだったのだそうだ。

落ち込んだ時、自分がしてほしいことが相手が望むこととは限らない。そこには価値観の違いがある。話し合ってお互いの価値観をすり合わせたり、理解することが相手を思いやるということなのだろう。

自分が望むことを当然のように相手に押し付けるのもよくない。

 

落ち込んだ時には料理を作ってデザートも用意してほしい、と言ったら、

鶏ガラを7時間くらい煮込んで家系ラーメン作ってほしい、と言われた。

機嫌の中心には食べ物。。ですね。。

 

西野カナの「トリセツ」を思い出した。自分がどういう人なのか、教え合うのが好き。