感化される言葉が気になる

YouTubeポッドキャストを視聴していて、人の考え方に感化されることが多い。

例えば、昔からなのだがゆうこすの考え方にはすごく感心することが多い。ゆうこすはたくさんブランドをプロデュースしているのだが、そのブランドコンセプトから製品のデザインに至るまで、想いをしっかり言語化して自分なりのこだわりを強く持っている。

さらには、それをサイトやYouTubeなどでしっかりと発信している。消費者としては、開発者視点の裏側の話は興味ないのかもしれないが、私はゆうこすの起業家としての想いやそれを実現させている姿に心が掴まれる気分になることがよくある。

もう一つは、最近聴いている資生堂のラボのポッドキャスト。その中で、「美とは何か」のトークテーマがあり、ある人が「世の中の幸せの総和を最大化させたい」という話をしていたこと。

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私は自分で、非合理的なものに美しさを感じると思っている。黄金比のような絶対的な美しさ、書道に例えると印刷されたような綺麗な字よりも、黒と白のアンバランスさ、偶然的な滲みや墨のはじきなどの偶然性のある絶妙なものに惹かれる傾向がある。

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と、まあ主観的なことばかり考えていた。

このエピソードの中で、「純度のある熱意と自己利益と他者の利益の両方を追求するのが美」という話があり、なるほど、他者の幸福の追求というのは最近まったく抜け落ちていた視点だった。

学生時代はわりと世の中のためになる仕事がしたいと壮大な思いを掲げていたものだが、実際働いていると、自分の成長のため、ないしはチームのため、広くても会社の人たちのため、になってしまっていた。世の中的な流れなのかもしれないが、自分がどうしたいのか、という自分主語の頭でしかなかった。

ポッドキャストを聴いて、世の中にどういう価値を発揮したいのか、世における自分の位置付けというのを改めて考えたいと思った。

最後に、木村拓哉がある番組で言っていた言葉。「やるからには」というマインドを持つことで、仕事の結果が上手くいっても行かなくても、スタッフを含め周りの人が誇りを持てるような仕事ができると思う、と。

全てを100%でやる必要ないという風潮や、要領の良い人が評価されることがある。 私自身もそこまで頑張らなくていいのではないか、と思うこともあって、いざ頑張らないといけない時に、頑張る状態に持っていくためのエンジンをかけるのに時間がかかる時がある。

それで準備がギリギリになったりとか、80%くらいの力で乗り切ったりすることがある。やり切る人はそれだけの覚悟と想いがある、っていうのをキムタクの言葉で聞くと納得感。「やるからには」という、この6文字が衝撃的だった。