Keep in touchが気になる

ほとんどの人は私の人生の”点”にすぎない。

学校の同級生、バイト先の人、留学先で出会った人、、、

いくら楽しい時間を過ごしても、その時間が過ぎれば会うことも気にすることもなく過ぎ去っていく。

 

大学時代、海外インターンをしていた時は、日本人の集まりがあると聞けば、のこのこと出かけていた。といっても、飲み会は大の苦手だったし、ほとんど知らない社会人の中に入っていくのは毎回勇気がいること。心の中は超厳戒態勢だった。

当時は一大学生。場違いだけど、大学生というブランドを盾と信じ込み、恐れを取っ払って突撃していた(まさに飲み会ではこういう気分)。

人と人との出会いは一期一絵。1回1回の機会が貴重で、絶対逃してはならないと考えていた。うまく話せなくて行かなきゃよかった、と思ったことも何度もあるが、行ったから知れたことや経験できたこともある。今振り返っても、当時の自分のマインドセットは悪く言えば怖いもの知らず、世間知らずだが、間違いなく勇敢だった。

 

だがそれから数年経った今、何が残っているか。

インターン先の人とは今でもたまにご飯に誘ってくださり、近況報告をする。でも、それ以外の大半の方々はFacebookなどで拝見するものの、直接連絡を取ることはほぼない。「私のこと覚えていてね」という意味も込めて、精一杯「いいね」マークを押すくらいだ。

 

先日、年に1、2回開催される別のコミュニティの飲み会に久しぶりにオンラインで参加した。ことあるごとに飲み会に誘っていただくが、飲み会の席では引っ込み思案になってしまう。なんせ、社会人になってから、3年間生活に変化はありません。毎回進捗報告なし状態。オンライン飲みなんて大丈夫だろうかと直前まで不安に思っていたが、結果楽しかった。「こうやっておじさんたちの中に参加してくれること自体嬉しい」と声をかけていただいたが、私のほうこそ、拙い元大学生を未だに輪の中に入れてくださることが嬉しい。

 

本来なら”点”である一期一会をどのように”面”に変えるか。コンスタントに連絡を取り続けて、集まる機会には生身の自分(盾は失った)で参加し、「〇年来の仲」を作ることが大事だと最近気づいた。

 

近々、大学時代のプログラムのチームの集まりが予定されている。楽しみ。